ランチョンセミナー

第34回学術集会のランチョンセミナーは、下記の3つのテーマを予定しています。
ご希望のテーマをお申し込み時にお選びください。

※先着順ならびに会員優先となりますので、お早目のお申し込みを推奨します。

ランチョンセミナー 一覧

各テーマの詳細につきましては、随時アップしていきます

 ランチョンセミナー① 

「学校におけるてんかん発作への対応」(仮)

講師

奥村 彰久 氏(愛知医科大学医学部小児科学講座 教授)

座長

加藤 晃子 氏(学校法人滝学園滝中学高等学校教頭)

協賛

ユーシービージャパン株式会社

 ランチョンセミナー② 

WHOによる低周波電磁界の健康リスク評価について
-送電線や変電所などからの電磁波リスクをどう考えるか-

講師

大久保 千代次 氏(一般財団法人電気安全環境研究所電磁界情報センター)

座長

渡邊 亮宏 氏(一般財団法人電気安全環境研究所電磁界情報センター)

協賛

一般財団法人 電気安全環境研究所電磁界情報センター

講演概要

 近年、私たちの身の回りには個人利用や事業利用による電磁界(電磁波)の発生源が急速に増え、その種類も多様化しています。これらは生活を便利で快適にする一方で、電気を使う限り必ず電磁界が発生するため、健康への影響について不安を抱く人も少なくありません。
 WHO(世界保健機関)は1996年に国際電磁界プロジェクト(International EMF Project)を立ち上げ、静的電磁界(0 Hz)、超低周波電磁界(ELF; 0 – 300 Hz)、中間周波電磁界(IM; 300 Hz – 10 MHz)、無線周波電磁界(RF; 10 MHz -300 GHz)といったさまざまな電磁界の健康リスク評価を進めてきました。これまでにWHOは、静的電磁界と100 kHzまでの超低周波電磁界に関する健康リスク評価を完了しており、無線周波電磁界については2023年に新たにリスク評価会議を開始しています。講演では、1.WHOが用いるリスク評価の手法、2.2007年に発行された超低周波電磁界に関する「環境保健クライテリア238」、3.その成果を踏まえICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)が2010年に公表した新しいばく露防護ガイドライン、4.商用周波数帯(50Hz、60Hz)の磁界ばく露が小児白血病に与えるリスクの寄与などについて解説を行います。
 WHOは2007年にファクトシート322において、超低周波電磁界へのばく露について、見解は発表しています。低周波電界に関しては、本質的な健康問題はないと結論しました。低周波磁界については、短期的影響と長期的影響の2つに分けて結論しています。・短期的影響:高レベル(100μTを十分上回るもの)の急性ばく露によって起きることが確認されている生物学的影響があります。これはよく知られた生物物理学的なメカニズムによって説明されています。・長期的影響:長期的なリスクを調べた科学的研究の多くは、小児白血病に焦点を当ててきました。2002年、IARC(国際がん研究機関)は超低周波磁界を「グループ2B」としました。この分類は、ヒトにおける発がん性の限定的な証拠があり、かつ実験動物における発がん性の証拠が十分ではない因子であることを意味します。このように分類された根拠は、疫学研究のプール分析で、0.3~0.4μTを上回る商用周波の居住環境磁界への平均的ばく露に関連して小児白血病が倍増するという一貫したパターンが示されたことです。WHOのタスクグループは、これ以降に追加された研究によってこの分類が変更されることはないと結論しています。しかし、疫学研究には手法上の問題がある一方、磁界ばく露と小児白血病発症を裏付ける生物学的証拠が見つからないことから、両者を因果関係があると言える程の証拠は揃っていないとの見解を示しました。なお、2007年以降に新たな研究が加わっても、WHOの見解は変更されていません。
 WHOは低レベル電磁界ばく露により健康への影響があることは確認できないと結論しています。ただし、生物学的作用に関する知識になお欠落部分があり、さらに研究する必要があると結論しています。身のまわりのいろいろな健康リスクを考慮すると、電磁波のリスクは深刻に悩むほどの大きなリスクではないと推定されています。これは、WHOを初め国際機関や各国政府も同じ見解です。

演者略歴

1990年 国立公衆衛生院 生理衛生学部長、教授
1996年 WHO国際電磁界プロジェクト国際諮問委員会政府代表、現在に至る
2003年 国立保健医療科学院 生活環境部 部長
2005年 WHOジュネーブ本部 WHO国際電磁界プロジェクト サイエンティスト
2007年 明治薬科大学大学院 教授
2008年 一般財団法人電気安全環境研究所 電磁界情報センター 所長、現在に至る
2015年 瑞宝小綬章

 ランチョンセミナー③ 

「発達期の睡眠・体内時計の特性について」

講師

井上 雄一 氏(東京医科大学 睡眠学講座 教授/睡眠総合ケアクリニック代々木 理事長)

座長

浅田 知恵 氏(愛知教育大学教授)

協賛

ノーベルファーマ株式会社